ハマグリ貝アート展は、益田の名産品である「鴨島はまぐり」のPRのために行っているアート展です。
「鴨島はまぐり」は、高津川と益田川の間にある「中須海岸」で漁獲される、7cm以上の大型チョウセンハマグリです。日本人に昔から馴染みのある貝であるハマグリですが、近年海岸の埋め立てや河川の水質汚染などの環境悪化により急激に数を減らしており、チョウセンハマグリ漁業が成立している海岸は、実は日本海側でここだけなのです。
鴨島はまぐりは、高津川をはじめとする益田の自然環境が育んだ「奇跡」です。この事実を皆さんに伝えるために、何かできないか…と考え、目をつけたのが古来より日本に伝わる遊び「貝合わせ」でした。
「現代の貝合わせ」をコンセプトとしたこのアート展には、作品制作を楽しみながら、手のひら全体で鴨島はまぐりの重みを感じて欲しい-という思いが込められています。
未来永劫、絵がかけるくらい大きなハマグリが残り続けるように、アート展を通じて当地の環境について少しでも関心をもっていただければ幸いです。
益田川と海をつなぐ自然環境保全活動組織
(NPO法人アンダンテ21、JFしまね蛤の会、津田浦会)